日本カトリック正義と平和協議会 |
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2013年11月25日 植田眞弘(大船教会) (註)本書には氏名・所属教会を明記してあります。 |
日本のカトリック教会内部の「情報公開」についての質問 † 主の平安 松浦司教様は2013年11月1日付けで安倍晋三内閣総理大臣宛に、 日本のカトリック教会においても、信徒には知ることの出来ないものがあります。“秘密”といえば秘密です。松浦司教様が直接担当なさっている事柄で、私たちが知りたいのは次の二点です。
1) についてのカトリック新聞での通達は、
ということです。この記事以上のことは信徒には分かりません。しかし当然ながら強い関心はあります。さいたま教区信徒にとりましては教区長ですし、全国的には、「日本カトリック正義と平和協議会」の会長であります。突然の辞任を、原因は何か、と思うのは当然の心理です。 教会法第401条2項の規定は、
とあります。「切に求められた」辞任であった訳です。「強要」されたということです。何故ですか? 健康が問題でなかったことは、カトリック新聞やキリスト新聞における谷司教様の動向報道で明らかです。お元気で活動なさっている訳です。ならば、「ほかの重大な理由」は、何でしょうか? 余りに度が過ぎた政治的言動故か、というのが私たちの第一感でした。 従って、「ほかの重大な理由」が有ったと推定できます。教区長、正平協会長という重要役職を辞さなければならなかった重大な理由とは何でしょうか。信徒には「知る権利」があると思います。公表されない故に、きわめて不健全な憶測が、信徒間に広がっています。因みに、11月23日に開催された「さいたま教区大会」でミサを司式なされた岡田大司教(さいたま教区管理者)は、谷司教辞任理由について何のご説明もなさいませんでした(参加した当会会員談)。 2) について、私たちは、聖職者の政治社会的言動を批判しています。 私たちの基本的な認識を申し上げます。
とあります。特定秘密保護法の問題は、明らかに「政治体制の構築、社会生活の組織づくり」の問題であります。それ故私たちは、『日本カトリック正義と平和協議会は「特定秘密保護法案」に反対します』という文書を内閣総理大臣あてに出されたことは、聖職者の任務を逸脱したものと考えます。 本論に戻ります。
ということです。 追記でございますが、1937年(昭和12年)10月9日 中国河北省正定で発生した聖職者焼殺事件について、池長大司教様が日本カトリック司教協議会会長の立場で『書簡』を出されました。その件について私たちは池長大司教様に、「書簡内容の根拠」資料の公開を求めておりますが、拒否されています。このことについて、松浦司教様はどのようにお考えでしょうか?(*)
私たちは、あらゆる組織が、国家から個人レベルに至るまで”秘密”を持っており、秘密を守ることが信頼の根幹であると考えておりますが、本文の私たちの求めは、特定秘密保護法に反対される松浦司教様のお考えからすれば、当然応じて頂けると存じます。ご回答をお待ち申し上げます。 敬白
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